こんにちは、ブガ郎です!
今日は、20年以上働いた東京から「衰退する地方都市」にユーターンした、私がなぜフリーランスを目指すのかという話を書きます。割と重いテーマですね。ま、でも、深刻にならないように書きますね。
目次
ユーターン転職を目指した私の属性
今でこそ独立開業を企てている私ですが、ユーターンした当社は地元企業への転職を目指していました。
転職のハナシになると個人属性が情報として大事になりますから、まずは私の個人属性を記します。
- ユーターンした年齢:46歳
- 性別:男性
- 最終学歴:大卒
- 主な職歴:営業マン、DTPサービスビューローの店長、事務センターの業務統括
- 転職回数:4回(ユーターンで5回目)
- 資格:特になし
ちょっと転職回数が多いです。実は、20代~30代にかけて音楽をやっており、その時間を捻出する為に派遣社員という雇用形態を選択していた時期が長かったんですね。その結果、転職回数が多くなったんですが、そんなキャリアですので、求職活動に強い履歴書にならない事は誰が見ても明らかですね。求人に応募しても、概ね、履歴書の段階で落とされそうです。
ユーターン先の地域の状況

そして、私がユーターンした北海道についても基本情報を少しだけ記します。
- 北海道の完全失業率は全国5位 ※2017年平均
- 北海道の有効求人倍率は全国46位 ※2018年8月31日現在
※完全失業率は総務省統計局「<参考>労働力調査(基本集計)都道府県別結果」に基づく
※有効求人倍率は政府統計e-stat「一般職業紹介状況(職業安定業務統計) / 一般職業紹介状況」に基づく
どう見ても、転職パラダイスではありませんね!
その上で、理解して頂きたいのは、上記順位は「札幌を含む」全北海道での順位だという事です。
北海道外の皆様にはあまり知られてませんが、北海道の人口は40%以上が札幌都市圏に集中しており、何かにつけ他の地域との格差が大きいのが実態です。という事は、上記の順位だって、札幌圏が順位を押し上げた上での順位です。札幌を除いた北海道の状況なら確実にもっと酷い順位になるって事です。
そして、私がユーターンしたのは札幌以外の地域です。一応、北海道の中では大きな都市と言っていい規模ではありますが、それでも札幌とは大違いです。
実感としての地域状況

そして、実際にユーターンした結果!
「予測はしていたけど」「予測をはるかに超えて」、仕事がありません!!!
もちろん、全く仕事がない訳ではありません。下記のような仕事なら、それなりに求人数はあります。
- 介護職
- ドライバー
- 飲食店
- 不動産の営業
- 保険の営業
- クルマの営業
ただ、これらの仕事は自分にとって、やりたいものでも、適性があるものでもないので、選択肢から外れます。そうなると、応募したい求人は、本当に少なくなります。
それから、もう一つ、この地域の重要な特徴を記しますが、給与水準がとにかく低いんです。人口減少が激しい地方都市は、日本全国どこでも似たようなものなんでしょうが、転職前の東京での年収の半分でも稼げればマシかもしれない、というレベルでした。
以上、ユーターンした我が故郷の状況を簡単にまとめると・・・
- 求人が少ない!
- あっても安い!
・・・という、非常に残念な状況になっていました。
まぁ、下調べはしていたので、パラダイスじゃない事はそれなりに把握していたのですが、季節的な変動もあるので、時期がくれば多少は好転するんじゃないかと、ちょっとタカをくくってました。(ユーターンしたのは7月でした…)
しかし、季節的な変動は予想以上に少なく、応募したいと思える求人が見つかるまで、実に4ヶ月以上は掛かりました。
そして残念なことに、私の残念な履歴書では、応募してもなかなか書類選考を通りません。転職活動は長期戦を余儀なくされます。
転職は凶
それでも、妥協せず求人を探し続けた結果、ユーターン後、実に8ヶ月にして、ようやく地元企業に転職が決まりました。
ただ残念な事に、これが凶と出ました!
まぁ、簡単に言うと経営者と合わなかったんです。詳しくは書きませんが、こんな人の下で10年15年と働くのは無理だな、という判断です。そして半年も経たずに退職です。
もう、この出来事が人生のトドメになったと思いましたね。
「こんなキャリアの履歴書じゃ、もう、真っ当な転職は完全に無理になった」って事ですね。
しかし、メシは食っていかねばなりません。
さて、どうするか。
退職の決意を固めながら、同時に次の展望を模索します。
そして、ある時、ひらめきました。
潜在的な需要を搔き集めれば
そう言えば、自分はExcelやPC業務全般には強い。
東京での勤務時、経営企画部長に「君はウチの会社で一番Excelが使えるな」とも言われました。大きな会社にいた人なら分かるかと思いますが、経営企画という部署は経営層に見せる資料をいつも作ってるので、Excelには詳しい人が多い。この部長も、かなり詳しい人でした。
そういう人から、「ウチの会社で一番」という評価をいただいた事は、少しは自信を持ってもいいのかもしれない(一応、東証一部上場企業だし…)。客観的に見ても、かなり使える方ではあろう。VBAだって、そこそこはできる。
ただ、Excelのスキルだけで転職ができるとも思えない。
東京に本社があるような経営規模で、事務センターがある会社なら可能性はあるが、我が地元にはそんな会社は存在しない。

でも、Excelを中心としたPC作業って、多くの企業内では、実に効率悪く、継ぎ接ぎのボロボロ状態でハンドリングされているはず。
これを整備して効率と精度を高める需要って潜在的にはあるんじゃないか。
それを搔き集めれば食って行けるくらいの仕事量はあるんじゃないのか。
これが、私が独立してフリーランスを目指そうと考えた切っ掛けです。あくまでも切っ掛けですが。
長くなるので、今回の記事はここまでです。
ちなみに現在の私はパートタイムで生活費はギリギリ捻出しながら、独立する為のスキルアップに時間を費やしています。そして、実際にやっている勉強は、プログラミングであったり、Web制作であったりします。あれ、Excelは、どこ行った?
という事で、また書きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
※もうひとつ、ついでに言うと、パートタイムでの勤務先も、既に閉鎖が決まっでます( ´∀` )!